ギリシャはユーロを離脱する!?

お金のはなし

とうとう銀行の営業停止まで事態が進んだギリシャ。
変な話だけど、ここまでは既定路線。

私の中では、もうギリシャは九割以上の確率で、ユーロを離脱すると折り込み済みだ。

ギリシャ政権が今ドタバタやってることは、既に離脱へと敷かれたレールを走る列車の上で、踊っているだけに過ぎない。

日本人にとっては預金封鎖なんてショックな話みたいで、日経平均も暴落しているが、いずれ落ち着くのでご心配無用。
銀行を休ませる事なんて歴史を紐解けば結構よくある話でもある。
ギリシャについても、まあそうなるだろうと前々から指摘されていたことだし。

このあたりは以下の記事が詳しい。
ギリシャが「月曜日には銀行を開けない」と宣言 プレッシャーはメルケル首相へ

ただまあ、予想外だったのは国民投票という形で「ユーロ残存の可能性」を残したことである。

さきほどポイントした記事では「離脱の可能性を国民やEU諸国側(特にメルケル首相)に委ねた」と書かれているが、これはEU側が、まだ残ってほしいと思っているとの想定からだろう。

でも私は、(勝手な予想だが)EU側はもう、離脱したきゃお好きに、と見限っていると思う。
だから既定路線は離脱なのだ。ギリシャ国民が「残りたい」と言わない限り。

ここがギリシャ政権側の誤算だった箇所で、だからちょっとでも譲歩を引き出して
国民に対する格好をつけようとしたのを、すげなく断られたのだ……働かない旦那が、離婚したくなきゃもう少しだけ小遣いくれよ、とすり寄ったが妻はもうそんな旦那に疲れ果て、シングルマザーで生きる覚悟をとっくに決めていた、という状況だ。

数年前からグダグダやってきた間に、妻はもう離婚の準備を着々と進めていたのだ。
(穿った見方をすれば、日欧EPAもその準備の一つ……かもしれない)

でも旦那は、それに気づかない。
世のダメ男と同じく、この女にそこまでの度胸はないと、高を括っていた。
今回、きっぱり断られてようやく気づいたのだ。

そしたらこのダメ夫は、なんと自分の親に尋ねた。
「俺らはあのごうつくばりな嫁と別れるべきかな?
どっちにしても暮らしはキツくなるが、嫁と居たほうがよいだろうか?
あんた達で決めてほしいんだ」

個人的には、民主主義の母たる偉大なる国の国民たちには、
こんなダメ男は早々に見限り、ユーロを離脱すること無く
痛みを伴う改革を選択してほしいものだと願うばかりである。

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