IT業界が女性におすすめな理由とは?

お金のはなし

IT業界って実は、女性にとってメチャおすすめの業界だったりする。
なんとなく理系男子の世界と思って敬遠している女性がいたら、ぜひ考えを変えてほしい。

もちろんコンピュータの勉強は必要。
IT業種のどこを目指すかで変わるが、短くて1ヶ月から、長くて半年ぐらいは勉強しないとだめだ。
でないと職場の何気ない会話にすら、ついていけないだろう。

でもそれだけ努力する価値はある!・・・と断言しよう。

前回の記事でも書いたけれど、以下のような素敵な女性に対するメリットがIT業界にはあるからだ。

  1. 性別より技術の有無で評価される
  2. 転職しやすい
  3. 社員の年齢層が若い
  4. ハラスメントが少ない
  5. 育休を取りやすい&取った後、復帰しやすい

これらの中にはパッと見てわかるメリットもあるし、何が良いのか分かりにくいのもあると思う。

そこで今回の記事では、その詳しい解説をしていこう。女性は必見である。

なおこの記事は 前回の記事の続きなので、未読であればぜひ読んでほしい。
前回ではIT業界の人手不足な状況などを解説している。

さて、おすすめ理由を説明する前に、そもそも男性・女性あるいは第3の性だろうと関係ない、IT業界のメリット・デメリットについて軽く触れておこう。

  • メリット
    1. 業界が人手不足なため売り手市場である
    2. 平均より給料がよい
  • デメリット
    1. コンピュータの知識が必要
    2. 頭脳労働のため精神的ストレスが高い

まずメリットについて、売り手市場ゆえ就職しやすく、また高給取りという面は老若男女問わずIT職の大きなメリットだ。

一方デメリットは、「手に職」をつけるために勉強が必要な点と、ストレスがかかる仕事である点。
まあ最初に勉強はどうしても必要であるが、世間で考えているほど難しいものではない。
せいぜい中学校の勉強程度だろう。だって小学生でプログラミングできる子がいるのだから。
最初さえ少し頑張れば、あとは仕事をしながら覚えていける。自転車や車の運転と同じで、仕事を続けていれば初級の知識なんて勝手に覚えていくものだ。だから、意欲さえあれば大丈夫。

ストレスに関しても、変な人間関係のストレスはむしろ他業種より少ないので、言うほどひどいものではない。

これ以外に「残業が多い」とかも入るんじゃないか。と思う人もいるだろう。でもそのあたりは本当に近頃は改善されているので、よほど非道い会社に入らなければまず大丈夫である。
多忙な時期を除けばだいたい月20時間以内で済む程度の会社が多いから安心して欲しい。

こうして一般的なメリット・デメリットを見れば、これだけでも十分にお勧めできると思う。
だけれど、どうも世間のイメージが悪いようで、男性ならともかく女性には向いてないんじゃないかって考えは、なかなか変えられないだろう。

ところが現実は違うのだ。

前回で書いたとおり正社員の女性比率は一般企業より高いので、多くの女性が既にIT業界を選んでいるという事実があるわけだ。

これは単なる業界の人手不足だけでは説明がつかないと思う。そこにはIT業界ならではの、女性に有利なポイントというのがあるのだ。

さあいよいよ本題である。以下の解説で、その女性に有利なポイントを具体的に示していこう。

性別より技術の有無で評価される

やはり就職するなら「手に職」系というのは鉄板。これは昔から広く言われており、現実に即した言葉だ。

だから美容師や看護師は、いつの時代も人気の職業である。IT業界も結局は同じ。技術を持った専門職というのは公務員にも劣らぬ安定性がある。

そう、技術だ。技術ってのは同じ技術者から見れば、誰が優秀で誰がダメか、なんてすぐ分かる。
そうすると技術を持っている女性は、女性であっても重宝される。
なので、旧態依然の男尊女卑な給与体制なんてIT業界ではアリエナイのだ。

ただまあ、役員に登り詰めるほどの出世となるとIT業界でもまだ女性は不利なところが残っている。時には技術より学歴が重視されることもある。
他の業界よりは多少ましだけれど、まだまだ改善すべき余地はある。

いずれは日本社会全体が男女平等に進むと期待したいが・・・2017年の現在において、その平等を求めるなら、IT業界は最善の選択肢の1つであること間違いなしである。

転職しやすい

IT業界って転職率がとても高い。だいたい平均で5年に1回の割合で転職するらしい。

人手不足なため転職先も見つけやすいのが理由の1つだろう。
さらに「キャリア・アップを求めて」という目的で転職する人が多いのも影響しているようだ。

それがなぜ女性に有利かというと・・・実は女性って男性より、どの業界でも離職率が高いということが数字ではっきりしている。

合わない職場には早々見切りをつけるのか、あるいはライフ・スタイルの変化が男性より多いからなのか。それとも怖いお局様に睨まれたら逃げるが勝ちだから、なのかもしれない。

ともあれ離職と再就職のチャンスが豊富という環境は、女性にとっては安心じゃーないかと思う。

それは・・・気に入った職場と出会えるまで、何度もお試しのチャンスがあるって言うことだから。

社員の年齢層が若い

これ何のメリットか分かりづらいと思う。

でも一般企業に勤めた経験があるなら分かるかもしれない。なぜなら多くの会社における女性の敵は「オッサン・オバサン」であることが多いからだ。

もちろん良いオジサン、素敵なオバサンも世にはたくさんいる。たまに、そうじゃない人がいるってだけの話なので誤解しないように。

そしてこれは管理人の偏見ではない。
一般的に女性は男性よりも「上司や目上の人との関係性を重視する」という統計があるのだ。
言い換えると、性格の合わない上司や先輩がいる職場って女性にとっては最悪なのだ。

そういう目で見るとIT企業はだいたい社員が若い。まあ会社によるが、偏屈な年上の人間にぶつかる可能性は一般企業より低い。

会社自体が若いから「昔から我が社はこれでやってるから」みたいな今では時代遅れの変なルールとかも少ない。

たとえばIT企業で、技術者の女性にお茶くみさせるなんて、9割9分ない。
・・・・つまり1%ぐらいならあるかもってことだけど、一般企業なら割合はもっと上になるはず。
だから、やっぱりIT業界の方が環境は良い。

社員が若いと、今どきの感覚で働きやすいから、今どきの感覚を持っている女性にはきっとIT業界がマッチすること間違いなし。

ハラスメントが少ない

IT企業ではセクハラ・マタハラ・パワハラも少ない。
決してゼロではないし、コンプライアンス担当がいるような、ちゃんとした上場企業などと比べれば全然いけてない。

でも悲しいかな、日本社会の平均からすると、そんなレベルでも「他よりはまし」ってことになっちゃうのだ。

IT業界がブラックな印象が強いのは、どっちかというとハラスメントよりも残業・休出といった「重労働」が主な理由。

たぶんそっちのストレスが大きすぎるから、上司も下手にハラスメントをしにくいってことなんじゃなかろーか。と想像しているのだが、本当かどうかは分からない。

あるいは、これも年齢層が若いからってことかもしれない。
勘違いしたオッサンが少ないって事は、それだけハラスメントの割合も減るって事につながるだろう。

育休を取りやすい&取った後、復帰しやすい

これも本来なら当然の話。

いわゆるマタハラじゃあないけれど、育休制度はあっても、取ったあと復帰しようとしたら
前の役職や担当には戻してくれなかったなんてのはよく聞く。まったく最低だね。

でもIT業界では人手不足だから、逆に向こうから「早く戻ってきて~」なんていうラブコールが来たりする。
一般企業では寿退職したあと、まず復職なんてありえないが、IT業界では復職も別会社への再就職もごく普通に叶えられる。

これからの共働き時代、安心して子供を産むには、生んだ後に安心して前の生活に戻れるっていう保証は何より大切だと個人的には思う。

IT業界だったら、そこについては安心できる。だからこそ女性におすすめなのだ。

さらに最近はリモート・ワークも盛り上がってきているので、子育てをしながら空き時間で仕事をするなんていうスタイルが選べる会社もある。
こんなのはさすがにIT業界じゃないと、なかなか難しいだろう。

まとめ

ということで、つらつら書いてみたけれどIT業界は、女性にとってもお勧めな職場なのだ。
もちろん全部が全部このとおりじゃない。だから外れの職場もある。

だけど・・・外れた場合のやり直しのハードルも低いから、二重で安心ということだ。

ただし、これらの話はきちんと仕事を頑張って、技術を磨いてこそ。
頑張った女性には頑張った分だけ良いことがある。
それはある意味、当たり前のこと。でもなかなか現実社会では、ね。そうじゃないことも多い。
そんな目に見えにくいけれど大切な部分が、IT業界は他の業界よりちょっとばかし良い方向にある。

ところで話は変わるけれど、当ブログの管理人は関西でITのお仕事を色々とやっている。
もしあなたが関西在住で、IT業界に興味を持ったなら、このサイトのお問い合わせのページから、コメントをどうぞ。

もしあなたが業界に興味を持ってくれたら、IT業界ってどんな職種があって、どんな仕事をしているか。そんなところが次に興味のあるところだと思う。

このブログでは今後、そのあたりを書いておこうと思うので、要チェック。今後ともよろしくである。

コメント

タイトルとURLをコピーしました