2019年、明けましておめでとうございます。
今年も細々と当ブログを書き連ねていく所存ですので、ぜひリツイートやFBシェアなどで気になる記事を拡散する感じで応援よろしくお願い致します!
さて株式相場は記録的な乱高下だった2018年。日本の景気自体はそこそこ・まあまあでしたが、世界的なドタバタに巻き込まれちゃった感じでしたね。
新年企画ということで今回当ブログでは2019年の景気・株式展望を大胆予想してみようと思います!
ちまたを見渡すと今年は円高予想が多いようです。
その根拠としては、以下のようなものが挙がっていますね。
- アメリカ経済のリセッション入りリスク増大
- ブレグジット実施とポピュリズム台頭によるヨーローパの混乱
- 米中貿易戦争
- 新興国経済の低迷
ドルが弱くなり、世界が混乱するときは円が強くなる・・・ということですね。あくまで一般的な予測では。
しかし当ブログでは大胆に「円安は2019年も継続する」と予想します!
懸念事項として上記は確かにうなずけるのですが、ここだけの話(笑) 一方でそれを否定する情報も聞いているんですよ。
2019年も円安傾向が続く!?
円安予想の根拠は以下です。
- アメリカ経済は伸び悩むけれど好景気を継続する (ただし株価は低迷)
- ブレグジットは揉めて延びて何やかんやで国民再投票にいきそう
- ポピュリズムの流れは意外とそんなに欧州全体には影響しない (これ以上良くも悪くもならない)
- 新興国経済もごく一部で危うい国は出てくるけど全体的には安定する
そして皆さん気になる米中のいざこざは、長期化が避けられないゆえに、直接の大きなショックもまた慎重に避けられるでしょう。ずるするじわじわ、真綿で首を絞めるが如く、表立っての混乱は意外なほど少なく、目で見えないような裏側で少しずつ影響が染みこむように出てくる形になると思います。
ゆえに2019年の1年に限ってみれば、あまり気にしなくてよいのではないか・・・と予想しました。
アメリカ経済がそこそこ良いなら日本の経済もそこそこ良いまま「ゆるやかな景気回復」が続くことでしょう。
そうすると結果としては「心配していたような円高にはならず、安定した円安傾向」になるはずです。
株安?株高?
2018年末の株価は日米ともに散々でした。
そして2019年。悲観的な意見も多いですが、当ブログは「アメリカのダウ・NASDAQは一段下」「日経は一段上」になると予想しました!
前記のとおりアメリカ経済はいうほど悪くならず、まあまあの好景気が続くと思われます。
しかしながら、昨年までの「元気さ」は望めないようなのです。
というのも
- FANGの不調
- 上がりすぎたPER
- 人手不足の深刻化
という3つの懸念が2019年の米経済からは拭えないからです。
このうちの上2つについては、あまりにも好景気が続いたため FANGやそれ以外の銘柄に期待しすぎてしまった感がありますね。
その期待が裏切られだしたことに対する反応が昨年末の暴落につながった、と当ブログでは考えています。
残念ながら現状もまだ期待感は抜けきれていないため、もう少々株価は下がるのではないか・・・ということをグリーンスパンさんも仰ってるようです。
当ブログの予想では、2019年を通じて米株価は乱高下しつつ全体として右下がりを予想します。
いのしし年は「固まる」
一方日本については、米の下落につられてPER11倍台にまで割りこむなど、実力に比べて売られすぎの様子です。
今後円高になってくると業績も下がるのでは?という先行きも織り込まれているのでしょうね。
しかしながら当ブログでは前述のとおり「円安」予想なので、日経はその実力を見直されて多少持ち直すことでしょう。
それから来年はなんといっても10月の消費税増税。
間違いなく消費は落ち込みますが、2019年に限れば駆け込み需要と相殺して影響はトントンになるのではと考えています。
ということで2019年の日本経済は「伸び悩むけれど落ち込むこともない」可能性が高いでしょう。
株式相場の格言では「亥固まる」というらしいですが、今年はその格言が当たりそうです。
2019年の前半は何度か乱高下し、ときには19000円台を覗いつつも基本は2万円台の足元を固めていくでしょう。
後半はゆるやかに右上がりで、2019年末株価は 21000-22000 レンジに居る、と予想しました!
はてさて、予想が当たるかどうか。2020年の答え合わせを待ちたいと思います!
人手不足が深刻化するアメリカ
予想は以上ですが、今後のマクロ的な景況感に大きく影響するはずなのに、世間のニュースではほとんど話題にしない「アメリカの人手不足」について警鐘を鳴らしておきます。
だいたいにおいて、世間で大きく話題になる「トランプ・ショック」とかよりも一番米経済に悪影響を与えるのが、この人手不足問題です。
失業率が低下し、賃金が上昇するといった各指標が示すようにアメリカの労働環境は著しく良いのですが、トランプ政権の移民抑制によって、過去のアメリカの好景気において産業を支えてきた移民労働者が減ってきているようなのです。
アメリカで10年以上現場監督として働いてきた移民の男性がビザがおりなくなり母国に帰ってしまった、という話が現実に起こっています。
どんな好景気も現場で働く人間が支えなければ成り立ちません。今後この問題はあちこちで景気の足を引っ張りますので皆さんも注意しておいてください。
そしてそれはアメリカ国内だけでなく、日本にも悪影響を与えています。
2018年11月には千代田化工建設(6366) が1000億円もの赤字に加え、GC疑義まで付いちゃいましたが、この要因の一つが、アメリカのルイジアナ州における工事で人手不足に陥ったことです。
人手が足りないからスケジュールは伸びるし、雇うにしても人件費が高くなり工事費は増えるし・・・という、にっちもさっちも行かない状況になってしまったとのことことです。
好景気により売上高は上がりやすいのですが、その裏でリスクも高まってきているということですね。ハイリスク・ハイリターン型ということで、請負型の企業の株を買うときはしっかりリスクにも目を向けるようにしてくださいね。
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