PCDesk (eLTax DL版) の書庫フォルダを変更する方法

お金のはなし

eL-Tax は ウェブブラウザから利用するのと、PCDesk という名の専用ソフトウェア をインストールして利用するのとで二通りのものがある。

このうち PCDesk については画面上から設定できる項目が限られており、たとえば各種データの出力先である「書庫フォルダ」も、インストール時に設定した後は変更できない。

ただし、画面からではなく、直接設定ファイルを編集することで、この書庫フォルダも後から変更することができるので、その方法を記しておく。

以下の話は Windows 版に限っているので、Mac版ユーザーは適当に自身の環境に置き換えて欲しい。

まずは PCDesk のインストール先を調べる。

通常は プログラムフォルダに入っている。(例:c:\Program Files (x86) )

この中に「LT」というフォルダがあれば、それが PCDeskの格納場所だ。
そして設定ファイルは LT の下の LTN\TBL\RYSY_ZYH.csv というファイルである。(例: c:\Program Files (x86)\LT\LTN\TBL\RYSY_ZYH.csv)

このファイルをメモ帳などのテキストエディタで開いて編集する。
編集する前には必ずバックアップを取っておくこと。万一、エラーで PCDeskが動かなくなった場合はアンインストールしてから再度インストールするしかない。

RYSY_ZYH.csv の中身

このCSVファイルの中には 利用者登録したユーザーの情報が1行1利用者として格納されている。

abc12345,利用者A,Aの書庫フォルダのパス,書庫フォルダ名,1
xyz98765,法人B,Bの書庫フォルダのパス,書庫フォルダ名,1

各行は先頭から順に以下の値が入っている。

  1. 利用者ID
  2. 利用者名
  3. 書庫フォルダのパス
  4. 書庫フォルダ名
  5. 何かの数字

このうち「書庫フォルダのパス」と「書庫フォルダ名」は、たとえば実際の書庫フォルダが「c:\data\eltaxデータ\書庫」なら以下のようになっている。

  • 書庫フォルダのパス:「c:\data\eltaxデータ\」
  • 書庫フォルダ名:「書庫」

なお実際の書庫フォルダは「ダウンロード」「送信済」などの子フォルダが入っているフォルダのことなので注意。上記の例だと、子フォルダのパスは「c:\data\eltaxデータ\書庫\送信済」になるはずだ。

なので、このCSVの「書庫フォルダのパス」を書き換えてやればOK。
念のためPCDeskを落としてからCSVを編集し、その後に起動すれば、見事書庫フォルダが変わっていることだろう。

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