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砂海のブログ

手数料戦争ついに勃発!最新情報でクラウド・ソーシングを比較

time 2015/10/26

手数料戦争ついに勃発!最新情報でクラウド・ソーシングを比較

2015年10月、クラウド・ソーシング界隈が血みどろの戦いを勃発しております!

銃弾が飛び交う現場から当ブログの管理人が戦況をお伝え致します!!

フリーランス&お小遣い稼ぎ希望の皆さん!要注目ですよ!

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事実上の2強が争うクラウドソーシング業界

まずその前にクラウドソーシング業界について簡単に解説しましょう。

さる調査によるとクラウド・ソーシング系のサイトは国内だけで200もあるそうです。

その中で群を抜いているのが2つ。
当ブログに検索結果から飛んできた人なら当然にその2強の名をご存知でしょう。

そう。
ランサーズとクラウドワークスですね!

国内クラウド・ソーシング業界は事実上この2強の争いなんです。

もしあなたが在宅ワークを夢見て、まずどこか1つに登録してみようと考えているなら登録先は、この2強のどちらかにしておけば間違いないでしょう。

クラウドソーシングサイトの説明総務省|平成26年版 情報通信白書|クラウドソーシング より

たとえばシュフティの累計依頼総額が1億円であるのに対しクラウドワークスは170億円以上です。

老舗のランサーズ。
後発組から抜け出し頭角を現してきたクラウドワークス。

おそらくこの2サイトはいずれも、この1年間で100億円以上の依頼額を積み上げてきているはずです。
桁違いもいいとこですね!

そして……。
この10月14日。
クラウドワークスは。
いよいよ背中が見えてきたランサーズや、後発組の同胞どもを皆殺しにすべく。
新型爆弾を投下しました!

その爆弾とは「タスク形式の利用料無料化」です!

手数料の比較

主要クラウドソーシングサイト比較(mmd研究所)MMD研究所 クラウドソーシングサービスの利用に関する調査より

クラウドワークスは今までも戦略的に手数料を下げて勝負を挑んできていました。

たとえば2013年までは20万円を超える分の利用料無料キャンペーンを行っています。
このキャンペーンは2014年には終了
以降、2015年10月までは、ランサーズと全く同じ利用料で揃えていました。

システム利用料の比較
利用料 ランサーズ クラウドワークス
10万以下 20% 20%
10万超~20万以下 10% 10%
20万円超 5% 5%
報酬払い出し時の振込手数料
振込手数料 ランサーズ クラウドワークス
楽天銀行へ振込み 100円 100円
楽天以外へ振込み 500円 500円

上記のとおり仕事を請け負う側から見れば、振込手数料すら同じに揃えられています。

いわば一時休戦ですね!

ちなみにランサーズの方が手数料が高いと主張するブログも幾つか存在するようですが、以下どちらかの理由による間違いです。

  • 前述のとおり2013年以前の古い情報を元にしている
  • 利用料計算式の違い(後述)を誤解しているだけ

しかし束の間の平和は、次の争いの準備期間でしかありませんでした……。

2015年10月14日、クラウドワークスは次なる一手を打ち出します。

なんと「タスク形式の利用料無料化」に踏み切ったのです。

ランサーズとクラウドワークスの両社はプロジェクト形式・コンペ形式・タスク形式という3つの仕事依頼のスタイルがあります。

プロジェクト形式は金額が大きく専門性やスキルも高いものが要求される仕事です。
当ブログの管理人も何度か利用させてもらってます。

コンペ形式はロゴデザインなどで複数の提案から1つを選ぶ方式ですね。

そしてタスク形式は、あまりスキルがいらない代わりに単価も安いデータ入力やブログ記事作成などのお仕事です。

利用料が無料になったのは、このタスク形式です。
プロジェクトとコンペの方は以前の利用料のままです。

つまりクラウドワークスは「俺たちはプロジェクト(とコンペ)で儲けるぜ!」と宣言すると同時に
「タスク手数料で稼ぐ世界を終わらせてやるぜ!タスク手数料でしか稼げないサービスは滅べ!
皆殺しも宣言したことになります。

最初に国内クラウド・ソーシング系サービスが200あると書きましたが……。
彼らは今、フリーザや大魔王バーンを目の当たりにした並みの絶望感かもしれません!
(古いジャンプ的たとえですみません!)

プロジェクト形式の件数比較

実際のところプロジェクト形式はクラウドワークスの得意分野です。
プロジェクト形式でまともに稼いでいるのは、他にはランサーズぐらいでしょう。

たとえば記事執筆時点で、プロジェクト形式のうち「システム・アプリ開発」に類するものを比べると

執筆時点で有効なシステム・アプリ開発の件数
サービス会社 件数
ランサーズ 152件
クラウドワークス 155件
クラウディア 2件
ジョブハブ 1件

という結果です。(会員のみ公開および終了したものを除く)

しかもクラウディアとジョブハブの登録はマルチポストです。
同じ依頼内容がランサーズやクラウドワークスにも登録されていたという状況でした。

やはり2強との差が圧倒的すぎますね。

そこで次は、2強についてさらに50万~100万以上の案件数を調べてみましょう。

最低予算金額50万以上の開発案件数
サービス会社 件数
ランサーズ 24件
クラウドワークス 12件

おや。クラウドワークスの数が圧倒的に少ないですね。
しかしここにはトリックがあります。

実はランサーズはプロジェクトに「常駐案件」の依頼を許しています。
一方クラウドワークスは常駐案件を許可しておらずリモートワークのみです。

実際のところランサーズの高額案件のうち約半分は関東近郊のオフィスに常駐。
あるいは案件未指定の単なる人員募集というものでした。

そもそもオフィスで働きにくい事情があるからこそのクラウドソーシングです。
なのに東京都内のオフィスに出勤しなくてはいけないというのは無意味ですよね。

事実それらの案件は人気が殆どありません。
非常駐案件では1件あたり10人以上応募(提案)しているのに対し、常駐類の案件は良くて1~2件。
9件は応募0でした。

それも当然。地方在住の人にとってはただのノイズ。邪魔なだけの存在です。
除外条件指定で検索が可能ならまだ良かったんですけどね。
不便なだけなのでかなり印象が悪いです。

それでもランサーズが常駐案件をNGとしないのは、彼らは自らをリモートワークのサイトでなくフリーランスへの多目的な仕事紹介サイトだと、もしかしたら捉えているのかもしれませんね。

とはいえ人気的には実りのない水増しでしかないのが現状です。
ということで常駐による水増し分をのぞけばこのとおり。

最低50万以上かつ非常駐系の件数
サービス会社 件数
ランサーズ 10件
クラウドワークス 12件

わずかながらクラウドワークスが逆転しました。

ちなみにクラウドワークスは「見積もり希望」という予算未定のものがあります。
それらも内容によっては高額たりえることがあるので実際はさらに増える可能性があります。

一方、ランサーズはオフィス常駐の事務作業など、高額案件以外にも常駐の仕事が含まれます。
もちろんそれらは全て人気はイマイチです。

これは想像ですが、プロジェクト型で成約した金額ベースでは、ランサーズよりクラウドワークスの方が2割から3割ぐらい多い気がします。
その予想が正しいなら、ランサーズはプロジェクト形式においては既にクラウドワークスの後塵を拝しているということです。
つまりクラウドワークスの新しい爆弾はランサーズにとっても痛手となることでしょうね。

せっかくなので両社を徹底比較

クラウドワークスの揺さぶりにランサーズはどこまで耐えれるのでしょうか。

実際に両サイトを利用したことがある管理人の印象としては、いずれも一長一短あるので、良い方向で競い合って欲しいと願います。

そして二大巨頭以外のサイトも、なんとか頑張って生き残って欲しいですね!
超大型巨人を相手に立体機動で立ち向かって行って欲しいです!
(がんばって今どきの講談社的たとえにしましたよ!)

さてここで、どちらかに登録しようと考えていた人のためにさらなる追加情報です。

今まで述べたとおり手数料ではクラウドワークスが一歩踏み出してきています。
ところがプロジェクト形式やコンペ形式で仕事を考えている人にとっては、条件は同じです。
それどころか逆に、自分たちの払ったお金を他に使われるということでマイナスに感じるかもしれません。

ということでさらなる比較のため、その他の細かい違いを挙げていきましょう。

※以下は、あまねしくblogの管理人調べです。間違いがあればご指摘下さい

細々とした違い
ランサーズ クラウドワークス
常駐案件 OK NG
予算未定のPJ NG 「見積もり希望」が可能
成約者の表示 成約したランサーにマーク 成約した当人しか見えない
利用料の計算表示 報酬額ベース (誤解されやすい) 依頼金額ベース (判りにくい)
見積金額の訂正 面倒くさい 簡単
認定制度 報酬獲得額などで認定 なし
株式上場 未上場 マザーズ (2014年12月)
資金調達先 グロービス, GMO 電通、CyberAgent等

ランサーズの良いところ

  1. 依頼に提案したけど落選した人にも、依頼が成約したかキャンセルしたかが分かり易い。クラウドワークスだと自分が落選したのかよくわからないまま放置された状態になる。
  2. 依頼は必ず予算が示されるので、クライアントの予算感を考慮に入れて提案しやすい
  3. たとえ実世界でプロ経歴があろうとも認定されるまでが大変である代わりに、認定されればいろいろ有利な条件が得られる
  4. 業界トップランナーゆえにリモートワークに長けた人材が豊富。そうでない人材も多いが、依頼する側にとっては提案が集まりやすいメリットがある

クラウドワークスの良いところ

  1. 常駐やそれに類する仕事を規約で禁止しているので、リモートワークな人にとっては最適
  2. 見積金額の訂正など、あいまいな依頼への認識すり合わせがサイトの機能的に充実している
  3. 認定制度がないので新規に今から登録する人にとっては有利
  4. プロフェッショナル向けというカテゴライズのおかげか、プロの実績を持つ人材が意外に多い

仕事を受ける側としては、今から参入するならクラウドワークスの方が実績を得やすいようです。
ただし実績を稼げる実力があるなら、ランサーズの方が最終的には有利かもしれません。

また依頼を出す側なら、ランサーズの方が(質はともかく)提案数は多く得られる傾向があるようです。

実際に依頼を出す側にも立った経験から言うと、人材的にはランサーズの方がすそ野が広い感じですね。
しかしながら高度なスキルを求めた場合の質的な面においてクラウドワークスも決して劣らない感じでした。

いずれにせよ、その差は言うほど開いていない印象です。

だからこそ今後の展開は全く予断を許さぬ状況です。

私たち利用者側への飛び火や流れ弾には注意しつつ、この手数料戦争の行方を見守っていきましょう!

現場からのリポートは以上です!

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